京都マイ帯ワークショップ報告(4)
染める様子を動画にしました。
縞々をくっきり染めるのは難しい、にじんだり横に飛び出したり、職人さんも手を出さずにはいられない様子でした。でも自分の決めた色に少しずつ染めあがるのがお絵かき感覚で楽しい!
私以外の方の勇姿もご覧ください。
アトリエまさ木節子さんが合間に型染めのレクチャーをしてくれました。
京友禅の型染めは何枚もの型紙を使って、多色にそして濃淡をつけながら染めて、一枚の絵のようになります。実際の型紙を見て、工程がわかると一層自分の着ている着物が愛おしくなりますね。
見学の方たちも社長さんと節子さんの二つのレクチャーに大満足の様子でした。
今は着物は着ないけれど、工程には興味がある方も多いのではないでしょうか。
伝統的な技が途絶えてしまう心配をしているだけでなく、見学や職人さんとお話しして現状と技を知っていただきたいです。
工房では染めた帯を乾かして、帯の形に仕上げていきます。
出来上がりはどうなるか?ドキドキです。
京都マイ帯ワークショップ報告(3)
帯を染める
ワークショップの参加者は染める人3人(Mさん、節子さん、私)、見学2人。
全員でランチ会からスタートです。
パーソナルカラーをドレープで合わせながら、似合う色⇒染める色へと決めていきます。
色は迷う迷う~そして、私は3色、としました。それに生地そのものを生かした4色になります。
Mさんは、オレンジ、黄色、生地の色を三分の1ずつのぼかし染めに挑戦。
そして節子さんは、紬地で名古屋帯を染めることになりました。
工房では、まず、染めのプロフェッショナル、社長さんが染めについて説明してくれます。職人技のすばらしさに、ほれぼれ。ふんわりくっきり柄の良さが生きる染め方です。
その間に職人さんが色を調合してくれました。
難しかったのは見ている染料の色と実際に出来上がる色が異なるところです。後は素人ならではの度胸と愛嬌で勝負です。
NHKのドラマで見たように布が張り巡らされている工房です。
伸子でぴんと張られた帯地を染める前に職人さんとどのように染めるか打ち合わせ。
私は縦に縞になるようにしました。間隔はできるだけアトランダムに。
さて、次へ続きます。
京都マイ帯ワークショップ報告(2)
京都で自分で帯を染める2回目、布についてです。
帯を染めるためには布が必要です。
アトリエまさ木節子さんからはアタカス紬という天蚕の糸を使った生地の提案。
生地自体に風合いがあるので染めムラも味になりそう!と決定しました。
約1週間前に生地の地入れをお願いして染められるようにしてもらいます。
今回は着物用の反物ですので、3つに分けて4m程度の長尺の半幅帯になる予定です。
長めの半幅帯はいろいろ結び方で工夫できる便利アイテムです。
連休中に気仙沼のたかはしきもの工房さんからかわいい帯結び、半幅帯克服術が配信されていました。ご参考にどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=hZdYefKzd9I
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京都マイ帯ワークショップ報告(1)
この半幅帯、京都の染め工房で自分で染めました。
いかがですか?
3月31日に京都のアトリエまさ木節子さんと初企画『京都マイ帯ワークショップ』を開催しました。
京都の染め工房で自分で帯を染める企画。
なぜ、帯染め企画?
着物は100万円とか、呉服屋さんでは巻き巻きされて無理やり買わされるから怖い、という話をよく聞きます。
着物業界では当然な常識も、ただの着物好きの私にはわかりにくい世界です。
わからない着物の世界を衰退していく、伝統が~、手間がかかる~と言われても共感できない、わからない。
きものファンとしてただ買うだけでなく、どういうところでどういう人が着物や帯を作っているのか知りたい!そこで、節子さんにお願いしてワークショップを企画。
同じように好奇心あふれるメンバーと実際に帯を染めに行ってきました。
帯を作るには多種の職人さんが必要
きものや帯を作るためにたくさんの工程があります。
今回は工程は
- 生地屋さん、
- 生地を選んだあと整える地入れ屋さん(染められるように整える)
- 染める工場も
- 全体(地色)を染める専門、2.型を使って染める専門、3.ぼかしが得意な工場。。。
- 染めた後、色を定着させる工場
- 仕立ては和裁師さん
そして、その間を繋ぐ、マネージャーのような節子さん。
私の帯はこの人たちを行ったり来たりしながら出来上がりました。
このワークショップが実現したのはマルチリンガルメソッドで有名な新庄正恵さんのおかげです
http://multilingualclub.jp/about/
アドバイスしていただいて、実際には参加もしていただきました。
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春の紬は大島?
秋結城、春大島
秋はほっこり系の結城紬、春はすべっとして爽やかな大島紬の生地が合うといわれます。結城紬は真綿糸、大島紬は生糸から織られています。
山形は春まだ涼しいので若草色の結城の単衣(人形仕立て)をよく着ます。
今年は特に気温が上がらず、便利~。朝晩寒い時にもほわっと暖かい。
帯はできるだけ春らしく、明るい色か、春の柄。紗の羽織。帯留帯締め帯揚げで春感を上げていきます。
関東はもう初夏ですね。東北の遅い春のお知らせですが、ご参考になれば幸いです。
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ワクチン接種 高齢者の底力に感激しました
着物好きが高じてきものカラーアナリスト、KICCAきものカラーコーディネーターになったリハビリテーション科専門医豊岡志保です。
このシリーズでは患者さんとのやり取りの中で気づいたことを書いていきます。
地域のコロナのワクチンの集団接種のお手伝いに行ってきました。
感想としては驚くくらいスムーズでした。
医師の役割は診察とワクチン接種です。
3人の医師がそれぞれのブースに分かれて、さらに接種前、接種、接種後とパーテーションで3つに区切られています。
肩を出すように準備するスタッフ、接種後荷物を手伝って待機室の誘導するスタッフ、親しみやすい声掛けをしながらニコニコと一緒に移動します。
今回の接種は高齢者の方ばかり(80歳以上)ですが、洋服を工夫して肩がすぐ出せるようにしてくれる人が多かった。それにも感激。女性でかわいい柄のポロシャツの方が数名いました。お揃いで購入したのでしょうか?
診察は血液サラサラ系の薬の人や透析患者さんにチェック、アルコール綿を使えない人、接種してから問診表に名前のゴム印と印鑑ついて、ファイルに全部の書類を入れて、と書くとめんどくさそうですが、1分かからないくらいです。注射は5秒もかからないし。
診察前の問診が丁寧なので助かりました。
接種される方も待機室は同じくらいの年齢の人ばかりなので安心感があるようです。
自院に通院中の患者さんから声をかけられました。お手伝いしてくれるスタッフも元の病院の同僚がいたり、アットホームな雰囲気でリラックスできますよね。
さあ、今後も数回お手伝いする予定です。
案ずるより産むがやすし、できるだけ協力して滞りなくワクチン接種が終了しますように。
着物好きのおすすめ You Tube
ゴールデンウィークですね。
これから着物を着たいかたには連休を利用して着付け動画で勉強!という人いませんか?
私のおすすめは指田カナ子さんのシロップきもの着付けチャンネルです。
こんなことまで教えていいのか?というくらい親切で着付けのコツが満載です。
これは一人で着物が着られるようになる動画。ほかにも長襦袢や浴衣バージョンもわかりやすい。
一重太鼓の作り方
毎日見てたら、
私はもともと前結び(前で結んでくるっと回す)派だったのですが、後ろで結べるようになりました。
手順通りすると時短になるのも〇。
昨日のお太鼓です。ちょっと曲がってる?良いのいいの~
シロップの主宰 指田カナ子さんのリアル教室は東京です。
昨年、コロナをきっかけに動画を始めたようです。
やわらか着付けsyrup HP
にこやかな表情と明るい語り口が魅力的。怖いこと何にも言わないのも好き。
ミニマリストのなので、ついつい着物や帯が増えてしまう着物好きに断捨離のコツを教えてくれます。
実は一回も直接教えていただいたことはありませんが、10年以上前からHPを見ていつか秘密のとろけるレッスンを受けたいと思っていました。
コロナのおかげで動画で会えるとは
動画ファンの勝手な紹介でした。