古典柄を抽象化~白生地から誂えるきものの旅(4)
きものの柄決めました!『葵』
理由は私が大好きなハートに見えるから(笑い)。
自分の好きを優先して、裾から心が浮き立つ様子を柄に表したい私の希望。
アトリエまさ木のマダムからは『飛び柄』として、柄を間引いて使いましょうという提案がありました。飛び柄?
2010年ころのきもの雑誌を見ると、「普段着以上礼装未満」として、「軽い」付け下げがおすすめとなっています。付け下げは大柄でメリハリをつけると訪問着に近寄り、小柄で同系色など柄の印象を薄くすると無地キモノふうになり、応用がききやすいと書かれています。ふんふん…
10年経つと、時代は更にカジュアル化していますので、格のある小紋柄の提案ということになるのでしょうか?「染型」を使いながら、柄を少なくすることで、更に古典柄から進化させて抽象化する試みです。
小紋といえば小さな柄が均一に染め上げられていると思っていましたが、そのイメージは大きく変わりました。
水色、空色の葵を散らして、ハートを連想させる、古典柄を自由に使った反物に仕上げましょう。そしてまた、最終的な色選びへ進みます。