色で楽しむキモノ~Let's coloranalyze!~

医師できものカラーコーディネーターが着物の魅力と生活のスパイスを書いています。

京都キモノを学ぶ旅~白生地から誂えるきものの旅番外編その2

KICCAきものカラーコーディネーターで、リハビリテーション科専門医のkerosです。

染め工場見学は続いています。

 

〈日本の柄〉

疋田、ひったと読みます。

大きな柄の中に埋めるように染められる疋田柄。

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左は染め、右は絞りです。絞りの方が立体感がありますね。

 

疋田絞りは鹿の子絞りとも呼ばれます。

(いわゆるバンビ模様、ちなみに鹿の子は夏の間の鹿の毛の模様、小鹿だけでなく、成熟した鹿にも見られます)

それを染めで表現するのが疋田染め

動画をご覧ください。

 

 

京都の型染職人疋田染めを語る

こちらの工房では鹿の子模様をしぼったように表すために4,5枚の型紙で濃淡をつけます。奥行きがある疋田柄になりますね。