色で楽しむキモノ~Let's coloranalyze!~

医師できものカラーコーディネーターが着物の魅力と生活のスパイスを書いています。

型染め、本番~~白生地から誂えるきものの旅(13)

 

 

アトリエまさ木のマダム節子さんから、型染の動画、写真が届きました。

私が選んだ葵の柄、どんなふうに染められるのか?

 

節子さんの説明から

今回の葵の柄は本来色ごとに15〜16枚の染め型を使用します。

Kerosの好みで柄を減らし、色もランダムに付けたため、職人さんがその行程に工夫を凝らしてくれました。

必要な箇所だけが染まるように生地に紙を貼り、穴を開け 不要箇所を伏せたり、(紙に試し刷りをして確認しながら)作業を進めてくれました

色の位置を間違わないように指差しながら進めてくれました、

 

f:id:letscoloranalyze:20201104173216j:plain

選んだ色で試し刷り
  • f:id:letscoloranalyze:20201104173243j:plain

    白の胡粉を使うところは新しく小さい型をつくりました

https://t.co/D0yL94y8Tf?amp=1

 型をめくって確認中

 

これで葵の柄が染められました。

動画はインスタとTwitterから引用しています。興味のある方は是非、手さばきを見てください。とかなりマニアックになっています。

次には引き染め(生地の地色の染め)についてはまた、次のブログで上げますね。

私も初めて詳しく着物の柄を作る工程を教えてもらいました。読んでくださっている皆さんに、十分に伝えらているか心配です。

質問がある方はどうぞ、精一杯調べてお答えします。

 

職人さんの指差し確認、型をめくって確認している様子は、スムーズな作業の中にこまやか心配りがみて取れます。大切に着たいきものになります。着られる宝物。