青い城 もう一人の赤毛のアン
今日は私のおすすめ本です。『青い城』ロマンティックな小説です。作者のモンゴメリーは「赤毛のアン」で有名なカナダの作家です。
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青い城あらすじ
カナダの旧家の行き遅れ娘のヴァランシーは、29歳の誕生日を迎え、周囲からは無視される、軽んじられる存在です。でも彼女には幼いころから青い城と満ち足りた生活を想像していたのです。
心臓病であと1年の命という診断を受けた彼女は自分の人生を歩もうと家を出て、いわくありげなよそ者であるバーニイと偽装結婚します。カナダの自然の中での新しい生活が始まりました。その意外な結末は…
青い城の原題 Blue Catsle 、赤毛のアンの原題は Anne of Green Gables
赤毛のアン、青い城とモンゴメリーは色に注目していたのですね。
青は将来への夢、希望を表しているのでしょう
そして名前へのこだわり、EがついたAnne を主張したアンのように、ヴァランシーもドスと呼ばれていたのですが、ヴァランシーと呼んでほしいと周りにお願いしますがかなえられません。自分の名前で呼ばれたい葛藤が書かれています。
私が印象的だったのは田舎の閉鎖的な社会、新しいものを受け入れない人たちから解放されたヴァランシーが魅力的になって来る過程です。それは周りにも影響を与えるし、まだ閉じこもっている人もいます。
赤毛のアンに憧れた方にお勧めの一冊です。