特別展『きものKIMONO』図録
今週のお題「読書感想文」 行けなかったきもの展へのオマージュ
2020年夏、残念なことと云ったら、京都へ学会参加ができなかったこと(リモートで参加)と、この特別展「きものKIMONO」 https://kimonoten2020.exhibit.jp/に行かれなかったこと。前もって図録を購入。万全の予習をして現地に向かうはずでした。
しかし、きもの好きのバイブル「月刊アレコレ」編集長のブログ
にマニアックな解説があり、自分で見るよりずっと勉強になりました。
図録の中から、夏を思わせる、近代の2点。日本画というより、洋画を思わせるタッチのキモノの柄にうっとりです。自分では着ないでしょう、でも帯ならいけるか?
更には、風俗画の代表作家高畠華宵筆の作品『移り行く姿』の中の(当時の)最先端の部分です。洋装ですが、帽子から靴までのコーディネートにため息… 着物姿も個性的で華やか、特にコートや羽織の合わせた方が美しい。
一方、現在のキモノの着こなしを改めてかんがえると画一化、規格化(みんな同じ着姿)していて、かえってキモノの面白さを減少させてしまっていると感じました。
これから何度も読むことになる記念の図録を見ながら、夏も終わりですね。