色で楽しむキモノ~Let's coloranalyze!~

医師できものカラーコーディネーターが着物の魅力と生活のスパイスを書いています。

春の着物は(気持ちを)明るく🌸

春の着物は明るく!

東北の長い冬が終わります。
まだフキノトウが出始めたばかりで桜はまだまだ4月10日ころでしょうか。

 

家庭の事情でキモノから遠ざかっていた私ですが、週末ごとに着られる余裕がでてきました。着るとますます着たくなる。

着なれてくるというか、生活に溶け込んできます。

さあ、春の装い、思いっきり明るく軽やかに。

お雛祭りも終わりました、当地では旧暦まで飾っています。今年はお雛様は出さずにこんなかわいらしい熨斗紙で代用。

 

呉服屋さんからは本塩沢 老舗 やまだ織 特選本塩沢 ~本塩沢200色~ 

と言われて購入しましたが、とてもリーズナブルだった。

春の肌寒いときに着たくなる1枚です。関東の方ならひとえにふさわしい生地感です。そして、帯は山本由季さんの染帯。この落書きのように見えるデザインが精密に計算されています。

 

紫根染めに春の帯

紫根染めは義母からいただいて、珍しく丈も直さずに着ています。最初はしまい込んでいた匂いがありましたが、着用に勝る手入れなしで今は気になりません。

帯は小袖屋の春の帯。刺繍やアップリケなど様々な技法が凝らされています。
帯揚げのレモンイエローで春らしさを強調します。

紫に黄色を合わせる時はどちらかを少なくして、けんかしないようなコーディネートにしています。濁らない色を少し足す。

木綿キモノ(久留米絣)に春の帯

焼肉屋に行くときは木綿キモノ。洗えるポリは熱で溶けてしまうかも。
学会で当時まだ福岡にあった木の花さんで購入しました。

仕立ててもいただいたのですが、微妙にいつもの和裁士さんとちがうと思って昨年袖を縫い直してもらいました。裄を短くして、やっと上手に着られるようになりました。

もう10年くらいたっているのですが、春は着物風に、夏は浴衣として着用。

バチ襟です。

その後木の花は東京神楽坂へ転出。素敵なお店です。

さあ春のキモノ、自然体で着たいですね。

 

神楽坂の木の花のHPはこちら、オンラインショップもあります。

www.kono-hana.jp