色で楽しむキモノ~Let's coloranalyze!~

医師できものカラーコーディネーターが着物の魅力と生活のスパイスを書いています。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

勝間和代さんの無料メルマガでコラムが掲載されました

誂えたきもの、紬に型染めです。柄の配置で苦労しましたが、お気に入りの一枚になりました。 勝間和代さんのオンラインサロン「勝間塾」に入っています。勝間塾に入って変わったこと、特にコロナ感染対策が蔓延している時期に行ったこと、という募集がメンバ…

飛鳥奈良時代の色は鮮やか

日本らしい和の色というと、どうしても草木染の柔らかい色が思い出されます。 日本の配色事典によりますと、古代は赤、黒、白、青が基本色とされたいたようです。その後、仏教の伝来とともに中国から入ってきた、陰陽五行説の色彩は、現在でも寺院の祝祭の幕…

紬のコーディネートの魅力

自宅で着る紅花紬のコーディネート 三つの半幅帯と色違いに合わせてみました。 緑と紫の半幅帯では着物の緑の糸が浮き立って、黄色い帯では黄色の糸が、赤い帯には赤い糸がそれぞれ浮き立って見えてきます。 染めのきものでも、帯の色によって、着物の色の見…

「リハビリテーション色彩学」が紹介されました

きもの好きのバイブル、アレコレで企画された写真撮影会。思い切って参加したことがきもの友達ができるきっかけになりました。もう6年前、その時の一枚です。 https://rkaorin.hatenadiary.jp/ ブログの書き方を提案している記事です。このブログが引用され…

紬の色の魅力

お正月も終わって、自宅できものの整理をしたらもう一枚黄色いキモノがでてきました。 アルファベットが織り込まれている半幅帯と合わせて これは姑から譲られた紅花紬。拡大してみると黄色だけでなく緑、青、赤と多彩な色で織られているのがわかります。遠…

お正月コーディネートと宝尽くし(3)実装編

宝尽くしのコーディネート、実装です。 市松模様の袋帯(色は違いますが、鬼滅柄?)は二重太鼓ではなく角出し結びにしました。 そして、2人で写っているには双子コーデ。黒とサンドベージュの色違いの宝尽くし。地色で印象が変わります。赤い帯揚げをアク…

2021年今年の流行色(2)

白生地の大島紬を黄色に染めたキモノ 私、黄色の着物を持っています。その八掛がグレイのぼかしなのです。まさに今年の流行色! こちらはレモンイエローなので、まず、グレイの帯に合わせました。 そして次は華やかな染め帯に合わせてパーソナルカラーシーズ…

2021年今年の流行色(1)

Pantoneが提案した今年の流行色はイエローとグレイ、どちらもやや温かみがある黄色と灰色です。 鮮やかなイエロー、黄色の着物ってあるのでしょうか? 黄八丈、日本三大紬の一つとされて 黄色、樺色、黒色の3色を基調とした絹織物です。染料は八丈島内に自生…

遠い春を待つ帯

今年の冬は当地では雪が多い。雪かき⇒雪投げ⇒雪堀りとグレードアップしていきます。 桜を見上げる少女、ふっくらとした頬が初々しい そこで、桜(葉っぱが違う⁉)の下の少女、イメージとしては若紫(紫の上)が源氏の君を想っている袋帯です。ところどころに…

お正月コーディネートと宝尽くし(2)

宝尽くしの正統派(自分比ですが)ともいうべき小紋柄を紹介します。 ベージュのしぼが高い縮緬に同じ彩度の緑オレンジ水色などで宝尽くしが型染されています。 隠れ傘、丁子、宝珠、打ち出の小槌、鍵、宝袋、巻物。分銅、七宝が描かれています。 黒い帯で粋…

お正月コーディネートと宝尽くし(1)

姑から譲られたきものを着て実家を訪ねるお正月。帯は祖母から。 あけましておめでとうございます。 お正月、元旦のコーディネートは宝尽くし。 ブルーが余りに鮮やかに感じられる宝尽くし柄の名古屋帯は祖母のものでした。いったん次男の嫁であった叔母に渡…