遠い春を待つ帯
今年の冬は当地では雪が多い。雪かき⇒雪投げ⇒雪堀りとグレードアップしていきます。
そこで、桜(葉っぱが違う⁉)の下の少女、イメージとしては若紫(紫の上)が源氏の君を想っている袋帯です。ところどころに螺鈿が入ったこの帯は真綿紬っぽい生地です。ぐるっと巻くと暖かい、背中がホンワリ。底冷えする2月ごろに纏うつもりでしたが、待てなくて。もう春が恋しくなりました。
コーディネートは紬の型染小紋です。羊歯のカタチですが、霜柱や雪の中の針葉樹を思わせる柄、アイシーグレーと梅鼠(グレイッシュピンク)の組み合わせがクールフレッシュな組み合わせ。帯あげは加賀の2色染め、帯締めには逆に温かみのあるピンクを持ってきました。
遠い春を待ち望んで、今着たいコーディネートです。
(加賀友禅の由水十久先生の描く子供たちが大好きです。画集は持っています。加賀染の帯揚げと少女の帯でオマージュのつもりです)
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