色で楽しむキモノ~Let's coloranalyze!~

医師できものカラーコーディネーターが着物の魅力と生活のスパイスを書いています。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

続々 葵柄再考~白生地から誂えるきものの旅(9)

初心にかえって柄を決める キモノの柄配置を自分で決める!難しい。2つのパターンを作って交互に染めて、流れのある模様をつくりたい。悶々としましたが、行き詰った時は人に頼る。 着物好きの地元の若い友人をお茶に招きつつ、図案を選ぶアイデアを考えても…

続 葵柄再考~白生地から誂えるきものの旅(8)

KICCAきものカラーコーディネーター®、リハビリテーション科医師のkerosです。 これまでの旅 京都の型染め工房へキモノの柄の相談に来ています。職人さんのお話が興味深くて、寄り道していました。 さて、白生地に染める葵の柄は思ったよりもゴージャスで迷…

葵柄再考~白生地から誂えるきものの旅(7)

葵柄の完成度の高さに迷い中 私の反物用の元の柄はゴージャスです。葵の葉のほかに花や葉が流れるように満遍なく描かれています。これは紙の試し刷りです。もうこのまま額に入れて飾りたいくらい素敵。 紙に試し刷りされた葵柄 この元の型紙は和紙に描かれて…

京都キモノを学ぶ旅~白生地から誂えるきものの旅番外編その3

染め工場見学の最終回 京都 型染め 〈 地色は最後に決める〉 帯の柄を見ていて、これで出来上がりかと思いましたが、これから地色を染めていきます。 まず、柄を染めて、それから地色。柄が泣かないように(にじまないように)糊で伏せています。糊を伏せた…

京都キモノを学ぶ旅~白生地から誂えるきものの旅番外編その2

KICCAきものカラーコーディネーターで、リハビリテーション科専門医のkerosです。 染め工場見学は続いています。 〈日本の柄〉 疋田、ひったと読みます。 大きな柄の中に埋めるように染められる疋田柄。 左は染め、右は絞りです。絞りの方が立体感があります…

京都キモノを学ぶ旅~白生地から誂えるきものの旅番外編(1)

染め工房見学記 型染めの手わざを学ぶ 以前にも書きましたが、型染小紋は職人の技です。プリント工場ではありません。 アトリエまさ木の節子さんに紹介してもらって、工場を見てきました。私の生地もこちらで染められる予定です。ドキドキ。京都は山科の住宅…

秋の色(1) カラーカードでつくる秋の色

秋の色(1) カラーカードでつくる秋の色 夏の終わりから身に着けたい色が変わります。「さっぱり」から「こっくり」へ。もう一つは枯れる、有彩色から無彩色へ。赤も黄色も緑もすべて乾いてベージュ系のグラデーションへ入っていきます。 秋は茶色だけでは…

キモノの色をつくる~白生地から誂えるきものの旅(6)

京都の『アトリエまさ木』の節子さんと相談して ①オンラインでお互いに共通のツール、カラーカード等でまずは大まかに決めました。 letscoloranalyze.hatenablog.com 現在はこの段階。 ② 近い色にアトリエで小さい布に染めて(布チップ)を送ってもらう それを…

マイナンバーカードの写真はキモノ姿で

着物姿でマイナンバーカードの写真を撮る 皆さんマイナンバーカードを申請しましたか? 一枚だけのマイナンバーカードの写真。どんな写真を選びましたか? 9月の単衣の季節を待って、マイナンバーカードの写真を写真を撮りました。 嘘つき半襟に伊達締めだけ…