色で楽しむキモノ~Let's coloranalyze!~

医師できものカラーコーディネーターが着物の魅力と生活のスパイスを書いています。

キモノの色をつくる~白生地から誂えるきものの旅(6)

 

京都の『アトリエまさ木』の節子さんと相談して

①オンラインでお互いに共通のツール、カラーカード等でまずは大まかに決めました。

 

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現在はこの段階。

②     近い色にアトリエで小さい布に染めて(布チップ)を送ってもらう

それを繰り返して、布の色見本で色を決める。

 

節子さんは色見本を作って着実に進めてくれてます。

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この小さい色見本、微妙な違いを箱に分けて


わー! 美しい色の数々。

ところでこの小さい布(チップ)はどこから?

それはキモノの配色伝票(下の写真、右下)用に染められた色見本から切り出しているのですって!

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節子さんより

”友禅の柄を染める前に職人さんは配色伝票を見ながら、色を何回も染めながら近づけていきます。”

その時に試しでできる色見本を溜めて、オリジナルの絹の色見本チップを用意しているのだそうです。カラーカードと布は質感が異なりますので色の見え方も変わりますね。

今回のキモノは型染めでつくります。色を決める時から職人さんに関わってもらっているんですね。

道のりは始まったばかり。