私のきものストーリー①
私は来年、数えで60歳になります。還暦を、赤いちゃんちゃんこではなく、母から譲られた着物で人生を振り返り、これからを豊かに生きられる記念日にしたいと考えています。
着物は、富士山や桜のように、日本文化のひとつです。着物を着た人は、文化の一部になれるのです。私は「きものコーディネーター」として、それぞれのライフスタイルに合った着物の着こなしをご提案しつつ、“人生の節目を着物で迎える”文化を広めていきたいと考えています。
今週のお題「〇〇からの卒業」
考えてみれば大学の卒業式でも、結納(独身からの卒業)でもこの振袖と一緒でした。
成人式に着た振袖です。高校生の時、呉服屋さんが持ってきてくれたこの振袖を見て一目ぼれ。母にせがんでかってもらいました。成人式、謝恩会、姉や友人の結婚式、自分の結納とお嬢様は元を取ったと呉服屋さんに言われるほど着ました。
どの日も私にとって大切な記念日です。こんな記念日をもう一度、大好きな着物でつくりたいと考えています。
この写真は2019年東京キモノショーにコーディネートを発表したときのものです。大人の振袖黒と赤と名付けて黒を基調にして、来場者アンケートで入賞したコーデ。大学の同級生が真顔で今は私たちも振袖を着られる時代になったの?と質問してくれたのもその時でした(;^_^A
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