色で楽しむキモノ~Let's coloranalyze!~

医師できものカラーコーディネーターが着物の魅力と生活のスパイスを書いています。

毎日キモノ、実践中

母の在宅療養生活が始まりました。

最初の10日間が肝と聞いて、泊まり込んでいます。

 

要介護度4のサービスはヘルパー、訪問看護、訪問入浴、訪問リハビリ、間をぬって、お見舞いのお客さんがいらしたり、リフォーム業者が入ったり。

 

家から出られない状態です。

 

そこで、キモノの着付けの練習。

ウール、木綿、絹の3枚を持参して、ヘルパーさんの30分を着付け時間と決めて、ジャージ姿から変身です。

女性の介護の方が多いので好評、少なくとも話題にはなります。

 

私もキモノが着たいわ、一枚も持っていないんです。自分で着付けたのですか?

キモノ好きの母を嬉しそうです。

 

私にとっても、短時間で名古屋帯のお太鼓結びができるようになりました。

毎日着ると、毎日結ぶとだんだんに上手になるのが実感できます。

手と体、肩などが自然に動く感じです。

2、3時間着て脱いで畳んでまた明日。

残念ながら写真まで撮る余裕がなく、皆様にはお披露目できませんが。。。

 

家の中にいるのは好きな方ではありませんが、キモノがそれを助けてくれます。

 

昔の人は毎日キモノを着ていたと言われますが、毎日訪問着や留袖を着ていたわけでは無いでしょう。今のヘアスタイルの整えかたに似ているかもしれません。うまくいく日もあり、失敗もあり、でもやらない訳にはいかない毎日キモノ。

 

来週は大きなイベントあります。皆様に華麗な姿を見せられるようにあともう少し、母の介護生活に寄り添って、キモノ生活チャレンジします。