秋の色(1) 母の小紋
この小紋は母から譲られたものです。色は海老茶と濃い紫の間で光の当たり方によって変わります。おそらく、元々の小紋を染め変えたものと思われます。紅型の御所解け風です。いわゆる昭和のキモノの一つ。このような雰囲気のキモノを譲られたり、リサイクルショップで見かけることは多いと思います。
上のコーディネート、鮮やかな青緑の帯揚げと帯になじむような帯締めにしました。
2018年のコーディネート、帯は別のものですがやはりベージュ系、ダークな青緑の帯揚げと合わせています。
記録によると10月初め、秋になると着たくなるこの小紋、母の暖かさが恋しくなる寒さを感じるからでしょうか?
帯揚げで雰囲気が変わります。着物や帯と違って買いやすいプライスのものが多い帯揚げ。きものコーディネートのおしゃれポイント。思い切って大胆な色を使って、昭和のキモノもクラスアップしてみましょう。